本人が便利だから語るであろう戯言。(要するによく使う裏技)from 1997〜、2010〜

Windows編集者のためのエミュレーター

 出版の世界はMacが多いといわれているが、たぶんいわれるほど多くはない(特にここ近年は)。多いのはデザイナーと印刷所である。なぜ多いかというと印刷所がはじめにMacを使い始めたからとかデザイナーがMac派だったからという説があるがどちらもそうであろう。高いMacのような機械が売れてくれるあの時代はAppleにとって最高のお客さんであったのではないかと思う。

そして実は今でもMacが出版に有利な理由がある。
・JISを使っていること。
・スクリプト処理が容易であること。
・ADOBEのATMやらCIDなどフォント関係が充実していること。
・デザインレイアウト関係のツールや周辺環境がまずMac系から開発されていること
・画面のコントラストの違い。Macのほうが明るく見えるらしい。
・「となりの出版社が、関連のデザイナーが、印刷所がMac対応だから」という連鎖反応
ということがあげられる。

となると必然的にMacが多いと考えられるわけでとなると。ワープロ的にとっつきやすいWindows、DOSあがりの人が使うWindowsを使っている人、流行でWindowsマシンを買った人々にはなかなか迷惑な話である。そこでひっかかるのはまずはフロッピー、MOなどのメディアの問題である。FDはMacのほうでDOS互換フォーマットで保存してもらうことが可能であるがMOは無理。となると、市販のRINGOWINをつかうのがまず最善策である。  その次に「HFVExplorer」や「Gemulator Explore」 「Gemulator Explore」であればSCSIドライバなどを気にせずwindowsが認識するハードウェアをまるごとhfvやdskファイルにしてくれる。あとはエミュレータでマウントすることで読み取りが可能。問題は時間が少し多めにかかることである。(もしかするとATAPIなMOなら大丈夫なのかも?!)


Windows編集者のためのMac基礎知識(OS9以前のお話)

 所詮プロのマック使いにはかなわないが、とりあえず迷惑かけない程度に知識を入れとこう。ということで

・Macはujisである。程度がよくってもjisである。(メールでもらうと化けにくいからいいかも)
・MacのファイルにはMacbinaryがくっついている。(はずさないと拡張子つけてあっても開けないこと多数)
・MacからFontをもらうときはATMのほうが安心。(Truetypeでもらうとシステムフォントが壊れることあり)(最近はOTFが出てきているので現状不明)
・Macで圧縮したファイルをもらうときに注意圧縮前のファイル名にある日本語や\マークなどが含まれているとwindowsのシステムにあわず解凍できない事がありsitに限らずzipでも。

Windows編集者のためのMac基礎知識(OSX以前のお話を書きたいカモ?)

 所詮プロのOSX使いにはかなわないが、とりあえず迷惑かけない程度に知識を入れとこう。ということで

・Macはutfである。程度がよくなっちゃって使いやすい。(と続きはそのうち)

Windows編集者のためのPerl

 スクリプトなのでsedなんか使うより効率的である。ファイルの入出力だけわかればお手軽なものである。$ARGV[0]でファイルを指定してしまうとして、あとはopen,closeしてforeachでまわすだけまわしてるあいだに。s/ほげほげ/hogehoge/g; y/[ほげほげ]/[hogehoge]/してしまうと。後は置き換えのリストを作ってしまうだけ。

単純編(全角数字を半角に)
$line =~ s/0/0/g;
$line =~ s/1/1/g;
$line =~ s/2/2/g;
$line =~ s/3/3/g;
$line =~ s/4/4/g;
$line =~ s/5/5/g;
$line =~ s/6/6/g;
$line =~ s/7/7/g;
$line =~ s/8/8/g;
$line =~ s/9/9/g;
なんかちょっと置き換えたほうがいんでないだろうかという一覧(随時追加)
取扱	取扱い	取り扱い
差止	差し止め	差止め
沢山	たくさん
表れ	表われ
づくり	作り	造り	創り
みると	見ると
ある	或る
めぐって	巡って
なかで	中で
おこなう	行う
おこなわれ	行われ
かかわって	関わって	係わって
いただいた	頂いた
手頃な	手ごろな
なんか仕事で打ってたらさすがに一発変換してくれなかったIME2000の社名一覧(たまに追加)
知研出版	数研出版	日教販	育伸社	自交社	綜合図書
佼成出版社	福音館書店	中経出版	日本加除出版	西東社
南江堂	数学社出版センター

東京三世社	新紀元社

東京旭屋書店	若生出版	照林社	明林堂書店	医歯薬出版
竜話館	薬業時報社	文光堂	培風館	育英社	秀学社

新学社	創美社	正進社	文苑堂書店	交友社	銀行研修社

Windows編集者のためのWinアプリ

 本来は別の目的で作られたであろう物を複合活用することで楽に仕事をしようとする手である。人によっては逆に面倒になるので注意

1.http://member.nifty.ne.jp/Sandy/で配布されている「Sandy半角カナバスター」

残念ながら休止された模様

 エディタとしての機能もさることながら変換が楽である。クリップボード経由ではあるが最近のウインドウズユーザーにありがちな

・半角カナ入力されたカタカナ
・不統一な数字や英字の半角全角
・HTMLなどでは特に使ってはいけないカナ記号

などを変換してくれる。 一部の単語だけ除外などの設定はできないので 一括変換向きです。トレイに常駐できるのでさらに便利。

だがクリップボード経由だと大量のデータ落ちがありちょっと不完全なところは否めない部分変換をしたいときがメイン。

2.http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se102214.htmlで配布されている「Code Check」

 WindowsユーザーのネックであるシフトJISコードのテキスト中の半角カタカナや機種依存文字。JIS第3水準あたりやIME2000とMSword2000のペアでしか入力できないような文字をチェックしてくれる。

・特殊文字区点コード(8740-879C)
・NEC選定IBM拡張文字区点コードで89区〜92区(ED40-EEFC)
・外字(F040以降)(IBM拡張文字区点コード(換算)で115区〜119区(FA40-FC4B)を含む)

3.http://www.asahi-net.or.jp/~pm9t-sriw/の「Ttmodify」や「Mac Font extract(Ttmodify0.11以降に同梱)」

 マックで外字を作った場合TrueTypeで保存することができるそうです。そのフォントをそのままwindowsでも使いたいときにwindowsのTrueTypeに変換してくれます。

 単純にいけばいいのですがマック側である程度調整が必要な場合もあり。

4.http://www.masa.ac/の「連続置換君」

 検索置換したい文章をコピーし、csvで作られたリストどおりに文字置き換えを行ってくれる。単純置き換えなので楽である上、時間さえかければ変換可能。

4.https://www.ichitaro.com/viewer/の「一太郎ビューア」

 やっぱり日本人としては国産のビューアーのほうがちょっと重くっても使いやすい。けど大体にしてそんなもん持ってないよ!という企業相手にコンバータソフトを負担してもらうのはおっくうなのでこんなのがあればそれなりに便利。

番外編1.http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se054243.html「KeyCode16進表示、2進,10進,16進数変換」

コード番号を知るのに便利。perlでpack,unpackしたときに便利。

番外編2.http://member.nifty.ne.jp/~pongの「Virtual Book」

 こだわりの読書家、こだわりの編集者、こだわりのebookerのためのめくり機能付テキストビューアー。いまさら縦書きで四苦八苦しながら読むこのソフトに何の意味があるのやら・・・。でも他のよりはできはぜんぜんいいんだな。

番外編3.http://www.djvu.com/の「DjVu(デジャヴュ)」

 スキャンして保存しとくだけならいいソフトであるが圧縮はJPEG並ファイル用量が極端に小さくなるというだけで汎用性がまだあまりないがマルチページTIFFに仕様が近く大量のページをスキャンして保存するのに向いている。DjVuSoloがフリーウェアで便利。

番外編4.ZTCONVツァイトイメージファイルコンバータ

ツァイト自身がつぶれたらしくすでにバージョンアップもされてないツールではあるが、定番の画像を一括に変換するのが楽である。ARTstremerやVIXなど便利なツールもあるが、それだけをやってもらうのに便利なツールである。

番外編5.http://www.masa.ac/名刺MAKER

 大量に名刺をする場合はつらいがよくありがちな名刺シートにちょっとプリントした名刺を作りたいと考えたときにこのソフトは便利である。いや、むしろWordなんかで作るよりずっと快適に。

番外編5.http://www.voyager.co.jp/ T-Time

 Macベースに作られた縦書きビューア。テキストやHTMLを流し込んで長めの文を読むことに、以前は著者原稿を流し込んで校正に使ってました。確かに画面で見るのには見やすい。

番外編6.http://www8.plala.or.jp/unknownplus2/NewLines

 テキスト整形ソフト。ワープロできっちり改行してこられた文章やWebページをCUT&PASTEで貼り付けちゃいましたみたいな原稿を頂いたときに、手で改行をつめてくんでは間違って一文字消してしまうかもしれない、どこまで詰めたかわからなくなったりなどを避けることが出来ます。ある程度短い文章をすぐ整形したいときに便利。それ以外はperlを使いましょう。

番外編7.http://hp.vector.co.jp/authors/VA011101/enrename/enRename

 リネームソフト。msvbvm60.dll,Vb6jp.dllがないとwindowsXP〜7で文字が化けるので注意

番外編8.http://hp.vector.co.jp/authors/VA014830/FlexRena/Flexible Renamer

 一括実行のリネームソフト。

番外編9.http://www.k3.dion.ne.jp/~kitt/pc/sw/ffc/Fire File Copy

 Unicode対応をよく使う。一括で大量のファイルを移動させるのに便利。別のHDDにバックアップしたり同期をとるのによい。

番外編10.http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/realsync/RealSync

 Webの更新をSamba経由でやる場合(CGIでHTMLを吐き出したり画像をフォルダに追加した場合)手元でHTMLをいじって同期させるのに使用。

番外編.11http://mecab.sourceforge.net/MeCab

 namazu,kakasi,chasenのような形態素解析エンジン。ヨミのついていないデータをmecab -Oyomi hogehoge.txt -o hogehoge-yomi.txtという感じでヨミをある程度出してくれる。

番外編.12http://sourceforge.net/projects/filezilla/FileZilla

 もう今の時代sshがないとシェルもftpも使えないのでFFFTPから乗換。ver2.2.32が一番使いやすい気がする。設定をエクスポートできるので便利。

番外編.13http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/writing/se479389.htmlPDForsell

 SepPDFがWindows7の64bitになってから立ち上がるが動かないという状態で代わりを探したところ、SepPDFで2クリックほどではないが3クリックぐらいでPDFの結合分離が便利なソフト。印刷所への入稿の場合割り付ける際に多ページのPDFだと都合が悪い場合があったので分割ソフトを使用している。本家のAdobe Acrobatでもできるが、一括処理ができるので便利。

番外編.

 


Windows編集者のためのメール

 基本的にJISで送らねばならない。perlではjcode.plをつかいnkfをつかい。winではメールの設定をJISにするのが基本である。(まあGmailなどもあってWebベースのメールがUTFを促進されつつあるが) 添付ファイルでデータの受け渡しをすることが多くなってきたが。なんでも添付すればいいってもんじゃない。一太郎は国民的だからあるだろうなんて思って、表やら罫線やらバリバリ使って送られてきても困る。(一太郎ビューアーでも限界ありテキストにはできるが)

 こちとらアメリカンスタンダードなMS製Wordだったりするわけで要はできればテキストでほしいわけです。画像をファイルで送るときも(ブロードバンドだからバリバリ軽く送れるぜ〜なんていってないで相手のことも考え)なるべくならzipやらlhaなりに圧縮してほしいかと。MacはStuffitでやるだろうからwin側でそれなりのソフトを用意しとくとしても.txtの拡張子ぐらいはつけてほしいかな?

 っと忘れてはいけないのはMacのテキスト文書はJISで書かれているということ。テキストは秀丸で開き文字コード自動認識は常にONにしとくのがベスト。そのファイルをもしこの先使うのであればSJISに変換しておいたほうが無難である。

 まああとはwin側でhttp://www.lufia.com/のMachintosh Binary Cutterを用意しとくべきかな?

HTML1.HTMLをホームページにアップする場合EUCが基本である。でもさいきんはSJISも多いだけに同じページ内で複数の文字コードが混ざるなんてことはやめましょう。広告が自動で入るようなページでは広告内の文字コードも気にしないと化けまくります。アップロードはFFFTPが便利。 ただここ数年はUTF8を指定することが多い。

UNIX系をつかう編集者のためのPostgreSQL

 おいおい、いきなり濃い話かいと思ったら飛ばしてくださって・・・。

postgreSQLのコンパイル(v6.3)
./configure --prefix=/usr/local/psql --with-perl --with-odbc --enable-locale
make
(suしてmkdir /usr/local/psql;chown postgres:postgres /usr/local/psql;su postgres)
でmake install

rootで
cd interfaces/perl5
perl Makefile.PL
make
make install

postgreSQLのコンパイル(v7.1.X)
./configure --enable-locale --enable-multibyte=EUC_JP
postgreSQLのコンパイル(v8.3.X)
./configure --prefix=/usr/local/pgsql --enable-nls
make
(suしてmkdir /usr/local/psql;chown postgres:postgres /usr/local/psql;su postgres)
でmake install


httpd.conf に(Apache等の設定)
SetEnv LD_LIBRARY_PATH /usr/local/pgsql/lib

postgresで(初期設定)
.cshrcや.tcshrcや.zshrcに
/usr/local/pgsql/bin
のPATHを通す。
initdb
postmaster -D/usr/local/pgsql/data -S -i
createdb database;

(とりあえずデータベースとテーブルを作ってみる。)
psql database;
\i newdata.sql
\copy newdata from newsdb.txt
grant all on newdata to hoge;
drop table newdata;
select count(*) from hoge;
select * from hoge limit 2;

update newdata set src = 'ほげほげ' where num = '9999';アップデートするとき。
delete from newdata where nowdate = '20010101';消すとき。

こんなかんじ。
そして便利なツールといえば
http://member.nifty.ne.jp/KENCH/のODBCOrder
http://www.interwiz.koganei.tokyo.jp/software/PsqlODBC/PostgreSQL ODBC Driver 日本語版をつかって。windowsから遠隔操作なんて技も。